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織田信奈の野望
                                                   おすすめ度:★★★★★

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作者 春日みかげ
挿絵 みやま零
出版 GA文庫
連載  
作品柄 コメディ
作品状況 現在1巻まで
シナリオ ■■■■□ キャラ ■■■■■
中毒性 ■■■■■ 盛上り ■■■■■
性転換 ■■■■■ 期待度 ■■■■■
備考
イチオシ!

著者デビュー作

2巻から評価急上昇
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信長は女の子だった!?



□ ストーリー


高校生の相良良晴は気がつくと、
なぜか戦国時代の合戦の真っ只中に飛び込んでしまっていた!?
そこで出会った織田信奈と名乗る少女は尾張の大名だという。

見た目はかわいいながらも、行動は破天荒な信奈に、良晴はサル呼ばわりされこき使われることに…
とまどいながらも、信奈とその周囲にいる個性が強すぎる仲間たちと徐々に打ち解けてく良晴。
しかし、一方で隣国の駿河から天下を狙う野心家・今川義元との対決の時も近づきつつあり……。






□ キャラ

相良良春  : 
           主人公。何故かしらないが戦国時代にタイムスリップしてきた高校生。
           歴史の知識は「信○の野望」で培った知識程度。
           以外に熱血漢であり後先、自分の身すらも試みないことも。
           織田陣営に行く際、史実でいう「秀吉」と接触するも主人公を庇い命を落としてしまい
           彼が彼の意思と立場を継ぐ事に。

織田信菜  : 
           ヒロイン。女ながら髷を結い、着物を大きく着崩した格好で戦場に出る。
           男勝りかと思いきや、お姫様らしくシッカリとした着物も着こなす事が出来る。
           主人公に対しては辛く当たるが、近しい人に対しては甘い一面も。
           頭も相当に切れる人物。そして短期でキレやすい。

柴田勝家  : 
           信菜の弟の家臣。
           胸が大きい事を気にしているナイスバディの剣豪。
           信菜に忠誠を誓っており、現在の自分の立場に葛藤している。
           セクハラ紛いの行動を取ってきた良春を目の仇にしている。

前田犬千代  :
           信菜の家臣。姉妹同様に育ってきた為、非常に仲が良い。
           何だかんだと警戒しながらも良春に色々な事を教えてくれる。頼れるお隣さん。
           とある事情により信菜の元を離れるが、色々変わって再開することに。

蜂須賀五右衛門 :
           木下に従っていた忍。良春を庇って彼が死んだ為、良春に従う。
           かなりの実力者であり、屈強な忍を幾人も従えている。
           まるで小学生のような外見と、30文字以上喋ると噛む様子がプリティ。
           噛んだ! 親分が噛んだ! これで勝つる!!



口の中に種子島の銃口を突っ込まれていた。

「さ・・・が・・・ ふがふが・・ は・・る」
「ハア? 聞こえないじゃん! わたしはね、クズが嫌いなのよ? もう一度っ」


「さ・・・ ふがふが・・ は・・ ふが・・ る」
「わかったわ。『さ・・・ (中略)・・・る』ね。 あんたの名前は、サルよ!」

「ちがう、ふがふがっ、これ抜いてくれっ!」
「うるさいわね!」

どがっ!と蹴り飛ばされた。

「あんたってば、見たこともない妙ちんちくりんな服着てるし、
 さっきは何もせずウワーって槍を振ってるだけで今川の兵士をなぎ倒すし、
 これはどう考えてもまともな人間じゃないわよね。 したがって、あんたはサル!」

ひでえ無茶苦茶だ。



恋姫無双(展開)+ゼロの使い魔(主要人物の性格)って所でしょうか。

ヒロインの信奈は強気ヒロインとしては完成された性格で、
物事の分別も分かる好きなタイプなのですが、
局地的にツンデレ気味+凶暴気味になるのがチョット残念(ゼロのルイズより、涼宮ハルヒのが近いかも)

主人公は熱血+お調子者タイプ。はっきりいって感情移入がとてもし辛いタイプ。
好みがかなり別れると思います。現代の知識を生かす、
自らを犠牲にしても…という性格は良いのですが、これまた局地的に馬鹿なのが残念。
ゼロの使い魔を知っている人は、主人公の顔をサル顔+強面にしただけと思ってもOK。



主人公の性格こそ難がありますが(といっても熱血漢主人公としてはそこそこ)、
舞台設定や日常生活シーン等は中々に面白い。
1巻では今川までしか敵が出てきませんが、
史実では織田の最後の敵となる明智等が出てきた際の主人公の立ち回り等が見ものですね。


史実を再現している訳ではありませんが、中学高校で習う日本史で必ず出てくるであろう
登場人物達や舞台ですし、何となく先が見えて読みやすい。


残念な点を上げるなら、主人公がタイムスリップしてきた過程が全く無い点。
そして展開が若干早すぎる点。
もう少し身内キャラの掘り下げをしたほうが後々愛着が湧いて良いと思う。


何だかんだで読みやすい作品ではありますので2巻に期待したいところ。








2巻感想:

なぜか戦国時代に飛び込んでしまった高校生の相良良晴は
信奈にコキ使われつつも、少しずつその時代に馴染んで毎日を過ごしていた。
そんな中、信奈と浅井長政の縁談が持ち上がってしまい、騒然とする家臣一同。
何とか縁談を回避したい良晴。しかし阻止できる身分に無い。
功を立てるため、稲葉山城攻略を急ぐも天才軍師竹中半兵衛が立ち塞がる。



□ 新規登場キャラクター

竹中半兵衛 : 稲葉山城を守る天才軍師。今孔明とすら呼ばれている。
          その実は弱気で、ひっこみ事案で、やっぱり弱気な女の子。
          初対面の相手にとんでもないものを食べさせたりする辺り恐ろしい子。

          

浅井長政   : 全員女体化しているかと思ったら、そうでもなく信奈に求婚してきた美男子。
          良晴が「きぃ悔しい!」と地団太を踏むほど扱いが違う。



個人的に好感度が急上昇した巻。




やはりというか何というか、新規作品は1巻だけで感想を書くのは間違っている気がしてきたw

キャラの個性が固まる2巻からが本番だと思う。


1巻があれよあれよの展開だったのに反し、今回は稲葉山城攻略戦のみに絞ってあるのも○。




…って言うか、読みやすい。




1巻はデビュー作ということもあり、何となく読み辛かったんですが、
2巻はうって変わって読みやすい。読み手にストレスを感じさせないのがGOOD.!!



そして2巻の良かったところは、信奈がデレに転じ始めたところ。

カラーイラストにある、テレテレしながら畳に「の」の字を書いてるところなんてたまらないw



後はキャラクターの見た目でしょうか。

1巻時点では主人公なんて「お主こそ、三国一のサルじゃ!」と言わんばかりのサル顔だったのに、
2巻じゃ普通のイケメンになってるじゃありませんかw

主人公の性格は相変わらずだったりするので、
主人公が苦手!って人には「だから何?」って要素ですがw




1巻が詰め込みすぎた印象がある反面、2巻は緩やかなので人間関係も定着し面白い。


主人公の周りには、犬千代、ねね、五右衛門といったロリ勢が大集合…




何なの?ロリ体系からもてる体質なの?キイッ!羨ましいけしからん!!!





史実の知識を駆使して何とか頑張ろう、ただし史実と変えすぎないようにしよう。
そう頑張るのは恋姫無双と被る部分があり、とても好ましかったりします。


最初は主人公に対して余り良い印象を持っていなかったんですが、
2巻終盤からドンドン好きになっていきました(not性的な意味で)。


1巻時点でゼロの使い魔に似ているという評価もしましたけど、そのあたりも似ていたりします。
#ゼロの使い魔は途中まで全然好きじゃなかったけど、7巻〜8巻で一気に化けて
 主人公も好きになった作品。








3巻感想:

桶狭間の戦いや稲葉山城攻略などの激闘を経て
着々と領土を拡大した信奈は、ついに上洛!
京の辺りで織田家の面々は、松永久秀や今井宗久、
フロイスなどの強烈な個性の持ち主たちと出会うことになる。
さらに、良晴はひょんなことから明智光秀と勝負をすることになってしまい…





□ 新規登場キャラクター

伊達政宗 :   奥州筆頭。眼帯はオッドアイを隠している。何でも心が見えるとか。ククク。
          かなり無邪気かつぶっ飛んだ性格をしており、色々痛い子。ククク。
          無邪気というよりむしろ中二病であり、良晴のひょんな事から放った言葉を気に入り、
          独眼竜政宗ではなく邪気眼竜政宗と名乗る。



明智光秀 :  信奈Loveの武将。現実では信長に対して謀反を起こした張本人なので、
          良晴には少しながら注意の矛先を向けられている。
          良晴を先輩と慕うが実は… オデコキャラ。


ルイズ・フロイス : シスター。おっぱい。



織田信奈の野望、最高潮!!!



も〜 4巻の展開が待ち遠しくてしょうがない。



2巻に引き続き、3巻も戦とは遠いマッタリ展開が続きます。

明智光秀との「たこ焼き勝負」等、イベントも盛りだくさん。



新キャラも魅力的なデコとおっぱいと中二病が出てきます。
特に政宗はかなりツボなんですが!! 痛い子過ぎて逆に愛しいw

今回は顔見せだけなので、4巻以降にレギュラーとして出てくることを祈るばかり。





さて、コミカルテイストが多かった3巻ですが。最後の最後で凄いイベントが待っています。

浅井家の離反です。

信奈は絶体絶命の窮地に立たされることになるが…



余談ですが、1巻や2巻の感想で「ゼロの使い魔」に似ていると言いましたが、うん、似ています。

具体的にはアルビオン撤退戦

今まで主人公も作品としても評価がかなり低かったゼロの使い魔を一躍したお話です。
果てしてそういった展開になるのか、どうなのか…




いや〜 しかし、展開が気になる気になる気になる。
そして、最後の1人1人挨拶をするシーンとかたまらなく好き!!!


最後に信奈の挿絵も入っているのですが、表情が凄い「場と心情」を表していて良かった。
グッとくるものがあります。



今のところシリアス方向で解決した重要イベントは少ないので、
作品持ち前の明るさで打破するのか、それともシリアス展開を強めにして、
再開の感動を強くだすのか…  OK、どちらも大好物だ! どんとこい!!




余談 今後の展開にあたって気になる点:


・何故全員女性なのか
・何故主人公が飛ばされてきたのか
・歴史が変わることに対しての正史との兼ね合い



2巻で化けて、3巻で個人的には大好きな作品になった「織田信奈の野望」。

気になる点としては上記3点でしょう。


タイムトラベル+登場キャラの女性化の作品は最近プレイしたものだと。


恋姫†無双(真・恋姫†無双)少女義経伝があります。

何故その世界に入ったのか?という展開は曖昧にされることは多いですが、
その世界はどのような世界なのか、正史(つまりは本来の歴史)への影響等はシッカリしてました。


恋姫は
・過去世界ではなく、ifの異世界。
・主人公の立ち居地としては、そもそも外史(if)なので継続して生存、
 または歴史を変えたことによる消滅。

義経は
・一応はタイムスリップ。全員ではなく一部ヒロインのみ女性化。
 また、女性化というよりは男装という設定。(義経は史実でも女性説はありましたね)
・恋姫や信奈と違い、戦闘に直接参加するものの弁慶の霊が付いているという設定で強い。
・現実に即して「男の」義経は死んだことにされ、女性として生きることになる。


ザッと書くとこんな感じ。
外史やパラレルワールドならそれで全然問題ありませんし、好き勝手できるので望ましいですが、
中盤や終盤にはシッカリとそのことを記述して欲しいところです。

そもそも史実では信長死後に主人公のポジションである秀吉が出てくるわけで、
そのあたりはどうなるのか気になりますね。




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